Professional*eyes

第一線で活躍している方に今感じていること、思考していること
などなどをインタビュー形式でお話いただくコーナーです。

第2回 魅せられるカタチには理由がある

阿部好世さん 阿部
はい。それも自分のことだったらのんじゃうかもしれないんですが、仕事のことで全体のことを考えると(引けない)。どんどん自分が強くなってくるなあ、と最近すごく思います。コワイなあ……(苦笑)。

—そんな一面があるとは・・・。ところで、ジィオデシックの魅力を阿部さんはどこに感じたのでしょうか?

阿部
正直いって私は、(他ブランドの)ジュエリーを見たりしないタイプ。ジュエリーの基礎知識も、当時は全然と言っていい程ありませんでした。でも(ジィオデシックのジュエリーは)造りがすごく美しくて。

—阿部さんのアンテナに、何かがひっかかった?

阿部
魅いるジェリーには理由があって。何かを真似して作られたものや何かモトがあってつくったものと、イチから創り出したものとは、結果伝わってくるものって違うと思う。作り手が意図を持って、きちんと作られたものには、人を魅了するチカラがあると思うんです。

…森下、スタッフ一同深く頷く…

森下
本当に、そんな風に感じてくださることが私たち作り手にとってすごく嬉しいことなんです。
例えば絵でも、名前があってこの絵はすごいね、って言ってもらえるよりも、絵それ自体を純粋に見て、素敵だなって感じてくれることと同じことだと思います。ヨーロッパでは、小さい頃からルーブル美術館なんかの本物の美術品の前で、先生が説明をして子どもたちに教えてたりするので、小さな頃から本物を見て、自分の目(美意識)が養われていると思うんです。だから、私たちの作品にフランス人の方々が反応してくれるのだと思うんです。 日本ではビジューの歴史は浅いけれど、そういうなかでも阿部さんのように、真似モノじゃないって認めてもらえると、本当に嬉しいです。

……次回につづきます……

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