Professional*eyes

第一線で活躍している方に今感じていること、思考していること
などなどをインタビュー形式でお話いただくコーナーです。

第1回 出会いのきっかけ

阿部好世さんと森下まゆり

石井 タカアキさんとジィオデシックの出会いから聞かせて下さい。

鈴木 まだGEODESIQUEブランドが生まれる前、だからもう15年は前。
   まゆりさんと自分の共通の友人が引き合わせてくれたのですが、
   たまたま、まゆりさんがポンピドー美術館の横のギャラリーで、
   ボクの作品を見て気にいってくれて。

森下 そのころ、パリでデビューする前に、
   自分たちの作っているものをかぶっているものが無いか、
   見て歩いているときに、パリで一番可愛いアクセサリーだと思ったのが
   偶然、日本人の名前で「takaki」

鈴木 それで、その友人が自分のトモダチだって、
   まゆりさんをボクのアパートに連れて来てくれたんですよね。
   セレブな人たちがつけるエンゲージを
   私が選ばせていただくという企画だったんです。

森下  そうそう!タカアキ君は、カワイイアクセサリーやオブジェを作っていたんだよ〜。

石井  そうなんですか!

森下  もともと私がパリに行った一番の理由は、パリ暮らしをしたかったからで。
   たまたまイタリア人の友人に「展示会に参加しない?」って
   声をかけられたのがデビューのきっかけで、
   そのとき、フランス語も出来るし、
   当時はまだスタジオベルソーの学生だったタカアキ君にお手伝いをお願いしたんだよね

石井 初めてGEODESIQUEを見たとき、どんな風に感じましたか?

鈴木 ぼくはそれまで本物のビジューなんて全然興味も無くって、何も知らなかったけど、
   最初に見たのはGEODESIQUEのプレントワール(アクセサリーを飾るためのディスプレイスタンド)が、
   荒削りの木と鉛のスタンドで出来た、今でもボク大事に持っていますけど、それがすっごく素敵で。

石井 じゃ、初めてGEODESIQUEに触れたのはビジューでなく、子什器だったんですね。

鈴木 そう。それで、初めての展示会場で、そのプレゼントワールだけを並べて、
   それだけでも素敵だったんだよ。。

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