RECOMMEND

…気になる音楽、印象に強く残った本、忘れられない映画…レコメンドのページです

ユウジ―レコメンド 3

BONES -動物の骨格と機能美   多摩川な人々      TOKYO NOBODY―中野正貴写真集

小学校の時 学研の付録?をーその付録がぼくは殆ど本体であり価値目的だ と思っていたわけだけれども
ー組み立てたカメラを皆で撮り合ってから 写すという不思議さに惹かれ続けている
S・ダリ=マン・レイ→ヘルムート・ニュートン→イリナ・イオネスコ⇒ジョージア・オキーフについて
語ろかとも思うのだけれど 今回は上の3作品である

BONES ― 動物の骨格と機能美 湯沢英治、東野晃典、 遠藤秀紀

湯沢さんは明日までの展示 好評で一月延長して頂いた
先日東京に帰った時夕方 roomsー面白い武蔵美のユニットに会ったーを見て暑さで頭がくらくらしながら恵比寿から歩いて帰って来て
“bonyari cafe”でぼんやりしょうとコーヒーを入れていたら二人連れの若い女性達が入って来て
壁の大きな蛇の写真を熱心に見上げているので 湯沢さんのファンですか?
と声をかけると いきなりご本人が登場されて話に花が咲いた 
なかなか深い縁のようなものを感じてしまう
学生時代から時々カメラマンとは会っているのだけれど 
彼は初めて会う写真家である
それも リコーのGR-DIGITALで撮る

http://www.youtube.com/watch?v=oUQXu1qpBRI
http://www.eiji-yuzawa.com/index.html
http://www.ricoh.co.jp/dc/photostyle/appreciation/photographers/

* 展示:中目黒・青葉台メゾン*ジィオデシック1階
* rooms:アッシュペーフランスが主催する展示会

『多摩川な人々 』[大型本] キッチン ミノル

自転車での登学途中に涼みに“今日も暑いね“とKafe工船へ行くとオオヤさんがいた
ひょんな事からオカズデザインと繋がっているのが発覚した

“キッチン知ってますよね”

“直接の面識はないんだけど オカズさんの紹介で 今度ギャラリーで展示をして頂く事になる かもしれません”

“そうですか それはいいですね いつですか”

  “11月ぐらいかな“

“なら うちの方が早いですね これどうぞ”

 と『多摩川な人々 』を頂いた
オカズデザインは映画“食堂かたつむり”の料理を担当して
今度NHKの朝の連続ドラマ『てっぱん』の料理を監修する 
大阪での撮影のついでに大学にも来てもらって 榎本先生 椿先生と3人で何か出来ないか
と目論んでいる

榎本先生に彼らの料理本『豚ごはん』ー勿論キッチンミノル氏と垂見健吾氏の撮影
  企画編集おおいしれいこ氏 おおいしさんはたびたび大学にお越し頂いているし
垂見さんには4年のゼミで作品の撮影指導と各自のポートレートを撮って頂いたーを見て頂いた時に
写真に興味を持たれたようだったので 『多摩川な人々 』をお見せした
ぼくが橋口譲二氏の写真集ー『17歳』などーの話をすると よく知っておられて
橋口さんの写真を使った山田太一のドラマがあったと言われた
二人ともなかなか俳優の名前が出てこなかったりコンフューズしたりして
山崎努から『丘の上の向日葵』ではないかと思ったが 『早春スケッチブック』の方が正しかった
二つとも思いで深いドラマであり 榎本先生と同じドラマを見ていたとは感慨一入である

http://d.hatena.ne.jp/kafekosen/20090301/p1
http://www.parammm.net/cat21009355/index.html
http://okaz-design.jugem.jp/?pid=1
http://www.apocc.org/hashiguchi-profile.htm

* 榎本先生:http://ja.wikipedia.org/wiki/榎本了壱
* 椿先生:http://unboy.org/

TOKYO NOBODY―中野正貴写真集 - ペーパーバック (2000/8) 中野 正貴

まとめとして不在と非在との閾について考えさせられる

MY LOST AMERICA [ペーパーバック]中野 正貴 (著)
SHADOWS―中野正貴写真集 [ペーパーバック]中野 正貴 (著)

ちなみにリンク展の“びんのみかた”と“セートの海辺”
海はエナメルとボロガラス 七宝の上の作品はぼくのセートたち



2010年9月8日
小島 祐二

ユウジ―レコメンド 2

夏の嵐(1954) SENSO   アデルの恋の物語(1975) L'HISTOIRE D'ADELE H. 


4年生の展示に合わせて 教師たちもリンク展を行う事になった
Bゼミを担当している銅金先生が“シルトの岸辺”という展示をやるので
ぼくもそれに合わせ “セートの海辺”とういう展示でリンクをはることにした
シルトとは砂より細かいが粘土より荒い砕屑物 
いわゆる泥の事であり扇状地や河口の地質はそれにあたる

シュールレアリズムの正当な継承者であるジュリアン・グラックは
18世紀末のヴェネチア共和国を舞台にした幻想的な小説“シルトの岸辺”を書いたが
銅金先生はなんと自動記述(オートマティスム)で“先祖帰り”を果たしている
ぼくの方は同じ地中海でもアドリア海よりもより明るい南仏の夏と海を渡るシロッコをイメージして
展示テーマである“恋はハリケーン”に因んでみた

ポール・ヴァレリー“魅惑_浜辺の墓地”
"Le vent se lève, il faut tenter de vivre." 
風が起る!… 生きてみなければならない!
若き作家たちへのエールである

さて 映画である
“夏の嵐_ルキノ・ヴィスコンティー
“シルトの岸辺”から半世紀ほど経ち 遂に1500年続いた共和国を解体させたナポレオンもこの世にはなく
衰退著しいハプスブルグ家オーストリアの占領下
これは後の“山猫”熊座の淡き星影“へと続く 絢爛たるヴィスコンティー記念的作品で
イタリア独立へと続く物語の始まりである  
ネオ・レオリズモで鍛えた精緻な鋭い陰影の圧倒的量感がブルックナーの7番と重なる  
例えば鏡台で結いた髪をとく耽美的な滑らかな広がりであり 
薄汚れた姿で恋人を探して兵舎を訪ね回る夫人=A・ヴァリの激情は 
フランソワ・トリュフォーの“アデルの恋の物語”のイザベル・アジャーニと双璧ではないだろうか
これは 同じ時代の北の物語であるが 季節はやはり夏である

artzone

小島 祐二

ユウジ―レコメンド 1

“し”に魅せられたその人は開演10分前に楽屋から出てきて ステージへと向かいながら おもむろに
“こんなときに なんだけれど―それがどうしたのと―トイレへ”とステージに背を向けて引き返す

それから

窓を一杯に開いてくれよ 体を一杯に乗り出しくれ
視線を一杯に投げてくれ 景色の一番遠くを見つめてくれよ
それが愛さ それが愛さ それが愛なのさ ただそれだけさ
通り過ぎて行くすべてを捨てろ 明日の夜明けの夢など見るな 
いまこの時だけそのまま感じ 射し込む光に心真っすぐ向けろ
それが愛さ それが愛さ それが愛なのさ ただそれだけさ
〜“窓の外へ”

と歌う

もうずいぶんと遠くなってしまって 
いろんなものの想いでが重なっては分解して降り積もってしまったので 
トレッシングペーパーを重ねたように霧の中の出来事のようので 
よく思い出せないのだけど 
ドラマの主題歌になっていた 
中2春の始業式で校長先生が1年生には もう子供ではないこと 
3年生には 初めての篩が待っていること 
最後に2年生には 14才は2度と帰ってこないから出来るだけ精一杯楽しむように と  
そんなふうな今日と同じような夕方に急に冷え込む五月晴れの季節だった
踊り子

それから その人は“ラブソングは40才から こんなときになんやけど やめさせてもらうわ”と 旅へ出て行った
〜“ビックバンボレロ

下田逸朗 拾得ライブ―京都市上京区大宮通下立売下ル菱屋町815

2010年5月のおわり
小島祐二